秋の光に包まれた場所
2010年 09月 19日
海辺を車で走った。
湾岸線は都心の混雑が嘘のようにすいていた。
助手席には、二十数年前と同じように、君が座っていた。
年月はぼくらを風化させた。
脂っ気はずいぶん抜けた。
到着した場所は、古い銀行を使ったカフェだった。
ぼくらはカフェで、なにも考えずにゲームをするつもりだった。
レンズで切り取ると、絵ハガキのような映像が収穫できる、不思議なカフェだった。
不思議なカフェだから、行ってみたらいい。
300円、と言われたコーヒーは、とても香りの高いものだった。
この場所に、誰と来たいだろうかということを、彼女に気づかれないように思い浮かべてみた。
二人の人が浮かんだ。
いけないいけない。
打ち消したとき、彼女の瞳が、過去を見ているような気がした。
同じことを考えているのかな、と思った。
こういうのって、楽しい。
湾岸線は都心の混雑が嘘のようにすいていた。
助手席には、二十数年前と同じように、君が座っていた。
年月はぼくらを風化させた。
脂っ気はずいぶん抜けた。
到着した場所は、古い銀行を使ったカフェだった。
ぼくらはカフェで、なにも考えずにゲームをするつもりだった。
レンズで切り取ると、絵ハガキのような映像が収穫できる、不思議なカフェだった。
不思議なカフェだから、行ってみたらいい。
300円、と言われたコーヒーは、とても香りの高いものだった。
この場所に、誰と来たいだろうかということを、彼女に気づかれないように思い浮かべてみた。
二人の人が浮かんだ。
いけないいけない。
打ち消したとき、彼女の瞳が、過去を見ているような気がした。
同じことを考えているのかな、と思った。
こういうのって、楽しい。
by happo_abe
| 2010-09-19 22:46